Nipper湘南SPレコード愛好会

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REPORT Vol.7

 

 

会員のお宅訪問第4回 吉島正憲 会員  Feb.25.2015
編集部

 

 

吉島邸を訪問したのは、平成27年2月25日。折しも啓蟄の前触れのような暖かな昼下がりでした。
JR戸塚駅に集合した編集部一行の4人は、横浜バイパスの藤岡から一般道におり、携帯で目的地を確認しながら
進んでいくと、マンションの入口から吉島さんが手を振りながら道路まで出迎えてくださいました。
一行が案内されたお宅は中層マンションの3階です。そこはセカンドハウスだそうで、音楽鑑賞専用の空間です。
男の夢を叶えたホビーハウスです。

 

お宅の4部屋には、それぞれ手塩にかけて調整されたオーディオ装置が置かれておりました。メインのオーディオルームには、HMV‐163が置かれており、その横にはアルティックA7がメイン装置としての存在感を示してます。吉島さんはジャズがお好きでArchie Shepp、Duke Ellinton、Billie Holiday、Charley Parker、等と18才以前の美空ひばりが大変好みだそうです。四つの各部屋はジャンル別になっていて、SPレコード、LPレコード、CD、書籍が見事に整頓されています。そしてお気に入りのスピーカーや、アンプ、プレイヤーがこれも見事にレイアウトされています。総てが吉島さんの美意識に統一され、音楽やオーディオに対する妥協を許さない、その思いやこだわりが伝わって来ます。聴く曲や再生装置はその時の気分で選ばれているそうです。まず通された部屋はリファレンスとして長年愛用されているガウスの3WAYです。この部屋ではあらゆるジャンルの音楽を鑑賞します。 オーディオ的にも優れていて、繊細な音も良く再生しています。2本のスピーカー間の楽器の定位もよく分離するそうです。

 

 
 
  

次の部屋は、無心に寛いで音楽を楽しむ時に使われており、
時には音楽を聴きながらウトウトと休まれることもあるそうです。
再生装置は、グオード33,303のアンプにアルティックの403Aを後面開放で使用しています。
シングルコーンスピーカーの素直な音とクオードのまろやかな音は心を落ち着かせます。
大変音楽的な音の様に感じました。次の寝室には、小型のコンポが置かれており、
BGM的に使われているそうです。これは試聴しませんでした。

最後に、メインのオーディオルームに通されました。下の写真がそれです。スピーカーは、アルティックA7の他に、604Eをサブとして使用しています。SPレコードの再生には、400Bを後面開放にして聴いているそうで、総てアルティックです。プレイヤーは、MONO-LP用に、トーレンスTD‐124+グラドラボラトリーアーム+デノン102を、SPレコード及びMONO・LP用の、エラックミラコード10HにGEバリレラとデノン102SPを使用。STEREO・LP用にEMT?938+デノン103を使用しています。 早速試聴させていただきました。ジャズや歌謡曲、クラシック、と様々な音楽を聴きました。 結論から言うと、明快でゆるぎのない、ダンピングの効いた、ジャズや歌謡曲に合う良い音でした。ただ、持参したクラシック盤は音が悪く、録音の欠点が目立ってしまいました。これを聞き分けられるのも、装置の優秀さを物語っています。

  

 

 

本日の取りはHMV163です。オークの木目が美しくターンテーブルも静かな機械で、
サウンドボックスはNo.5Bを使用しています。ジャズや歌謡曲を聴かせて頂きましたが、
この曲種にはBが合う様です。ただサウンドボックスは個体によっても音が変わるので断定的な事はいえません。
蓄音機の状態は良好でした。聴き終えて感じたのは、磨きこまれた音楽に対する氏のそのセンスです。
総ての装置には共通した音があり、切れ味の良い原音に忠実な吉島トーンは、志の高さを感じさせます。
それにしても、この空間を独り占めしていらっしゃるのは、なんと贅沢な事でしょう。
長時間に亘った取材も終わり、空腹を感じた一行は近所のファミレスで一服、感想を述べ合った後、
吉島さんに感謝の言葉を述べて、一路帰路につきました。
今回も、約4時間に及ぶ音楽三昧の贅沢な時間を楽しませて頂きました。吉島さんありがとうございました。(M)