平成27年10月18日(日)午後2時
会場:無罣庵
テーマ:MY FAVORITE
担当:Mac杉崎会員、高梨会員、中村会員、 金子会員、村上会員、内田会員、K氏、緒方氏
使用蓄音機:E.M.G. Mark X、HMV電蓄
今回の例会では新しい試みとして“MY FAVORITE”と称しまして、約15分の枠の中で担当者の掛けたいSP盤を3、4曲ずつ掛けて行くというスタイルにて開催致しました。
我孫子オーディオ倶楽部より3名のゲスト参加も有り盛況な会となりました。
再生機にはアコースティック再生として金子氏のE.M.G. Mark X、電気再生では喜代門氏のHMV電蓄を使用しております。
様々なジャンルに造詣の深い吉島会員に進行をして頂き、途中休憩を含めて約2時間半の至福の時間を皆で楽しみました。
1) Mac杉崎会員
全12曲からなるスペイン舞曲集の中、この5番には「アンダルシアの乙女」の表題が付けられ、スペインの詩人ムニョス・ロレンテガが歌詞を書いている。
スーペルヴィアは、強いビブラートとメリスマでジプシー娘の心情を歌っている。もう40年以上前、青春の日々をかのスペインで過ごした、
私にとっての郷愁の1曲でもある。
・E.グラナドス:スペイン舞曲第5番 コンターチ・スーペルヴィァ(1895~1936)
Danzae V (E,Granados) Conchita Supervia
スペインODEON 121146
2) 高梨会員
昭和20、30年代初期の珍しくて楽しい盤を紹介頂きました。
・Fujiyaレーベル ミルキーはママの味 古賀さと子
(三木トリロー作詞作曲)不二家ミルキー発売、昭和27年
・ビクターレコード V-41405 ゴジラさん 青木はるみ
・ビクターレコード A-5230 フジヤマママ 雪村いづみ
・ビクターレコード V-41134 サンタクロース/アイアム・橇(ソリ) トニー谷
3) 中村会員
美空ひばりは声変わりする前が素晴らしい!という事で49年、50年録音順に3曲を聴きました。年代を追って聴いて行くと、成熟していく様が良く分かりました。
・悲しき口笛 コロンビア A-622-A
・東京キッド コロンビア A-857-A
・越後獅子の唄 コロンビア A-1000-A
4) 金子会員
カントリーの曲だと思われていた曲のフランス録音ピアフの演奏、そしてスチールギターとレスポールのギター演奏を楽しみました。
・三つの鐘/エディット・ピアフ
・スティールギター・ラグ/スペード・クーリィ楽団
・ハウ・ハイ・ザ・ムーン/レス・ポール&メリーフォード
5) 村上会員
モーツアルティアンである村上氏が、40年前にその当時八重洲口の地下にあった骨董屋で見つけたレコード。ワルターとウイーンPOの、美しい演奏を楽しみました。
・モーツアルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K525
ブルーノワルター指揮 ウイーンフィルハーモニー管弦楽団
1926年録音 コロンビアレコード JS-23〜24
6) 内田会員
最近、SPを聴き始めたという内田氏、000とオークションで手に入れたというナットキングコールのオリジナル盤を楽しみました。
・Juan D’Arienzo y su Orquesta Tipica / LA MOROCHA Victor LM-27
・DORIS DAY / TEA FOR TWO Columbia BL59
・NAT “KING” COLE and The Trio / FOR ALL WE KNOW Capital C-139
7) K氏(日本イヴォンヌ・キュルティ協会会長)
中村氏の知人でもあるK氏、当会にはキュルティファンが沢山おりますので日本で一番キュルティファン密度の高い演奏会になったと思います。
・マドリガル(シモネッティ)[Columbia 5290、マトリクスWL2549]
・CELEBRE ROMANCE(アントン・ルビンシュタイン) [Pathe X9926、マトリクス300836]
・セレナータ(ストレレツキ)[Pathe X9926、マトリクス300834]
8) 緒方氏リクエスト
若かりし頃、大阪の音楽喫茶店で良く聴いた曲です。
・タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 ヨーゼフ・シゲティ(ヴァオイリン)
コロンビアレコード JW-199〜200 オーケストラ伴奏
学生時代の恩師が良く聴いていた曲です。
・アマポーラレコーナ キューバン ボーイズ
コロンビアレコード J-2428
懐かしいので今回リクエストしました。
例会が終わった後もK氏持参のキュルティPathe盤の78、80回転での音質チェックやその他リクエスト曲の再生、アコースティック再生と電位再生の聴き比べなど会員同士による雑談、視聴と6時過ぎまで盛り上がりました。
また、例会には仕事の都合にて参加出来ませんでしたが、E.M.G. Mark Xの搬入、搬出に際し車の手配をして頂きました小澤会員にも感謝致します。