2020年はオリンピックイヤーではありますが、ベートーヴェン生誕250周年にあたる年でもあります。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年12月16日~1827年3月26日)
SPレコードで有名なベートーヴェンの交響曲第5番「運命」は、1913年ニキシュ指揮、BPO(HMV D89〜92)による演奏が世界初録音と言われていましたが、それ以前に1910年ベルリン、オデオン大弦楽オーケストラ(Odeon XX 76147)によって録音されたレコードがあることが知られています。
世界的なSPレコード研究家であった故・クリストファー・N・野澤氏によってCD化もされております。また、“クリストファー・N・野澤コレクション”による蓄音機コンサートを東京藝術大学内のホールにて行われております。
東京藝術大学附属図書館
各レコード会社もベートーヴェンのアニバーサリー・イヤーとして彼の様々な作品を新旧ピックアップしておりますが、SPレコードしか味わえない名演奏家による録音も沢山あります。この機会にベートーヴェンの数々の名曲に触れてみてはいかがでしょうか。