第2回例会「パテ縦振動の魅力」 

平成24年6月10日(日)午後6時〜10時
会場:カフェサンスーシ

テーマ:“パテ縦振動の魅力”
担当:金子家祥

PATHE Concert A

 会員の皆様、先日はお疲れ様でした。今回、第2回例会は村上会長が突然の入院と言うこともあり、急遽、私金子が次回との入れ替えで担当することになりました。宜しくお願い致します。

 さて、縦振動盤はまさにSPレコードの元祖と言うべきもので、エジソンシリンダー、パテ縦振動盤、ダイヤモンドディスク、他にもマイナーなメーカーが数社ありました。今回は、その中でもっともポピュラーなパテのレコードと蓄音機を使用しました。

 機種名は、パテ・フレール社、コンサートA、1910年頃のフロントホーンです。

 ここで問題になるのが縦振動のレコードです。先述した、もっともポピュラーなパテ縦振動とは言っても当時は日本に於ける知名度や普及率はかなり低く、その事情は現在でもあまり変わりません。国内での数は少ない上、高額な蓄音機ですので入手はかなり困難です。

レコードも同様で、アメリカのオークションには、我が国から比べれば、かなりの枚数は出品されておりますが、落札できたとしても、送料などの手数料を加算するとかなり高価な物になってしまいます。例えば、ヴァイオリンのジャック・ティボーでしたらパテのレコードでは数万円はくだらないでしょう。

そんな訳で、レコードの入手も非常に難しいのです。今回使用した約10枚のレコードの選曲には苦労しました。

私自身も30枚ほど保有していましたが、あまり良いものがなく、今回、この例会の為に新たにアメリカのオークションで10数枚を入手しました。これには、当カフェサンスーシのオーナーOさんにご協力をいただいた結果です。

我儘なお願いに快く応じてくださり感謝申し上げます。お陰様で、使用できそうなレコードを、沢山集めることができました。

パテ縦振動盤は無名アーティストの演奏が多く、声楽のニノン・ヴァランやヴァイオリンのジャック・ティボーなどの有名なものもありますが、なかなか入手できませんので、今回は無名アーティスト物のレコードを持参しました。

また、パテ初期のセンタースタートのレコード(最初期盤、内周から外周へ針を運ぶパテ独特の縦振動盤)も数枚含めました。

 当日はパテの歴史を説明しながらのレコード・コンサートでしたが、持ち時間が1時間半〜2時間と言う制約もあり時計を見ながらの進行となりました。

一通りの演奏が終わり最後の挨拶をしようとした時に思わぬアンコールの声があがり、結局大幅に時間延長することになってしまい、店側には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。しかし、今回の盛況ぶりに胸を撫で下ろしております。

 今回の例会の模様を、当会会員でフルート演奏家のIさんが、ご自身のブログ「フルートの部屋」で紹介をしてくださいました。紙面をお借りして御礼申し上げます、ありがとうございました。会員の皆様どうか、こちらもご参照ください。

 今後もこれに懲りず、縦振動パート2を企画したいと存じますので、何卒宜しくお願い致します。今回はありがとうございました。

 結びに、会長の一日も早い回復を願っております。


【参考】第8回例会「パテ縦振動の魅力 PART2」
【参考】第12回例会「縦振動の魅力 PART3 “エジソンとパテとコロムビアの聴き比べ”」
【参考】第33回例会「エジソン・シリンダー 〜ダイヤモンド・ディスク〜」

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