第33回例会「エジソン・シリンダー 〜ダイヤモンド・ディスク〜」

平成31年2月18日(日)午後2時  
会場:無罣庵

第33回例会

テーマ:“エジソン・シリンダー 〜ダイヤモンド・ディスク〜”
パテ社縦振動の蓄音機
担当:金子家祥

第1章

シリンダーレコード

1877年、米ニュージャージー州のウエストオレンジのエジソン研究所で錫箔円筒式蓄音機“ティンホイル”が発明された。その後20年をかけて改良し、一 般家庭用普及機として1898年に2分用の量産モデルの販売を開始した。

EDIOSN Opera

シリンダーレコードの変革

シリンダーレコードには2分(120回転)、4分(160回転)がある。どちらも縦振動で、録音・再生ができる。針はサファイヤを使用。 2分用は、ワックスを樹脂で固めた物だが、割れやすくカビが発生しやすい。雑音が大きく再生音は今一。 4分用は、初期は2分用と同じ材質であったが、アンベロールシリンダーとして改良 され、セルロイドの裏に石膏を内張りした物。欠点としては経年変化による歪が生じ やすい。修正する器具も販売された。当時、他のメーカーも同じようなシリンダーと蓄音機を販売している。エジソンは、 リプロデューサー(サウンドボックス)の他社との特許の共有化は許さなかった。

第2章

EDIOSN William & Mary

エジソン・ダイヤモンド・ディスク〜パテ社の縦振動

1888年、エミール・ベルリナーが再生専用の円盤レコードと蓄音機“グラモフォン” を発明。これにより大量生産が可能となった。エジソンが電球の研究に没頭していた10年の間に、時代はシリンダーから円盤(ディスク・レコード)が主流となり、急遽エジソンは“ダイヤモンド・ディスク”(80回転)を開発する。レコードの厚さが5mm位ある。⻑時間レコードも製品化したが、音溝の破損が多発する。しかもエジソンは音楽には関心が無く、研究員の意見を聞いて選曲したそうである。エジソンはやがて蓄音機の世界から撤退する。

パテ社の縦振動蓄音機と縦振動レコード

この時代はエジソンの縦振動とベルリナーの横振動の二つの録音方法が存在した。パテ社の特徴は、針にサファイヤ・ボールという先端が丸い針を使用している点である。また、針飛びを防止するためサウンドボックスに150gの針圧をかけている。初期のレコードには内側から外側に再生するセンター・スタート(90回転)があり、50cm盤もある。その後、通常の30cmの紙ラベルレコード(80回転)が発売された。


【参考】第2回例会「パテ縦振動の魅力」
【参考】第8回例会「パテ縦振動の魅力 PART2」
【参考】第12回例会「縦振動の魅力 PART3 “エジソンとパテとコロムビアの聴き比べ”」

【おすすめ記事】  第18回例会「ニューイヤー・コンサート2015 ウィンナワルツ、オペレッタの名曲集」

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